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(米)アクセスアドバンスがH.265とH.266プールで前進 Access Advance Announces Major Expansion of HEVC and VVC Patent Pools

更新日:2023年12月9日

映像系のパテントプールについて世界的に大きな動きが続いている。

HEVC/H.265についてはHEVC AdvanceとVIA LA(MPEG-LAのプログラムを買収)の2大プールで存在しているが、多くのライセンサーのSEPを確保したHEVC Advanceのプログラムに今回Amazon, Dell, Lenovo PCがライセンシーとして加入することがプレス発表された。Lenovoは従前のInterDigitalとのドイツ訴訟を経ての加入となっている。

アクセスアドバンスはさらにHEVC/H.265の後継技術のVVC/H.266パテントプールにもSonyも加わることも同時に発表した。

Access AdvanceはHEVC/H.265のパテントプールプログラムでは有力ライセンサーがVIAからAccess Advanceに移籍するなか現在39社まで拡大している一方、ライセンシーも317社となりVIAを追い上げる動きとなっている。HEVCはスマホ、4Kテレビなどのほとんどが採用している。

VVC/H.266のパテントプールプログラムは2021年に始まってまだ日も浅いが、技術的にはHEVCを超える最大50%の動画圧縮が実現できるとされている(Versatile Video Coding)。Access AdvanceはVVC/H266の展開にあたり、MCBA(H.265とのパッケージ割引プログラム, Multi Codec Bridging Agreement)などのプログラムも発表して効果もあり、ライセンサーは40社、ライセンシーも徐々に増えている模様である。

Access Advanceプレスリリース 現地ボストン時間12月6日

”Access Advance Announces Major Additions to its HEVC and VVC Patent Pools

Amazon, Dell and Lenovo PC join the HEVC Advance Pool; Sony joins the VVC Advance Pool”


(参考)HEVC/H.265に関するライセンサーの各社加入状況についてAccess Advanceの資料がある


 
 
 

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