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Sisvel Wi-Fi6 プールにACER加入、訴訟終結 

本ブログ前号で大詰めを迎えるWi-Fi6を巡るHuawei v. NetgearのSEP訴訟を報じたが、

Wi-Fi6のプールを運営するSisvel からPCメーカー大手のAcerとの和解とプール加入が発表された。ACERはプールに属するライセンサーと各地で訴訟をつづけていたが、今回の和解はWi-Fi6プールにとって大きな節目となるだろう。


Wi-Fi6は現在主流となっている無線LAN規格のWi-Fi6(802.11ax)で、WiFiの主流技術で混雑緩和や高速化でメリットがあり、重要な標準規格として位置付けられている。



この分野でSisvelは2022年7月19日に対応周波数部分を拡張したWi-Fi6eのパテントの発足を発表していた。創設メンバーには華為(ファーウエイ)、台湾MediaTek, オランダPhilips, 韓国SK Telecom, 韓国Wilusno6社であったが、その後三菱電機、オレンジ、パナソニックがライセンサーとして加わった。現在Wi-Fi6のSEPプールには約200パテントファミリーがあり、このパテントプールからライセンスをうけるライセンシーは200社あまりと発表されている。

パテントプールのライセンスレートは一台あたり $0.60 であるが、 ‘compliant rate’ として$0.50 と発表されている。


ACERの加入に関して、シズベルのプレスリリース(8月27日付)


参考記事 JUVE (2024年8月27日付)

Licensing deal between Acer and Sisvel ends litigation

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