UPC(欧州統一特許裁判所)一周年(その2)Panasonic case among 5 major cases
- toshifutamata0
- 2024年6月9日
- 読了時間: 1分
一周年を迎えたUPCであるが、業界誌JUVE(6月5日付)が5大注目判例を取り上げている。"The top 5 most influential UPC cases"
その一つにSEPの代表事案としてPanasonic v. Xiaomi(小米) and Oppo
が取り上げられているので引用紹介する。
”Panasonic against Xiaomi and Oppo leads the way for SEP claims”
PanasonicはOPPOとXiaomi(小米)を12件の特許侵害で提訴を行なっているが、UPCではドイツ・マンハイムDivisionとミュンヘンDivisionで提訴しており、UPCでの動きは
Panasonic の有利と見られSEP権利者に安堵がひろがっている。
Panasonic はUPC以外にも2社を相手に英国とドイツ地裁Mannheim, Munichでも提訴しているが、UKでは11月中旬にGlobal FRANDレートが判示される見込み
(Richard Meade判事、case ID: HP-2023-000025).
対するXiomiはUPCやドイツ地裁での差し止め判決の前にGlobal FRANDレートの決定を英国裁判所で得たいと動いているが、UPCがいちはやく最初の判断をQ4に下すのではないかと見られている。
このケースはUPC, 英国、ドイツでの司法判断が交錯する初めてのモデルケースとなる。
参考 JUVEの過去のPanasonic事案報道
JUVE 2023年11月20日 https://www.juve-patent.com/cases/panasonics-global-sep-battle-with-xiaomi-and-oppo-kicks-into-high-gear/
JUVE 2023年8月4日 https://www.juve-patent.com/cases/panasonic-and-kather-augenstein-launch-first-major-sep-campaign-at-upc-against-oppo-and-xiaomi/
Comments