top of page
検索

大詰めのWiFi6を巡るHuawei v. Netgear SEP訴訟

WiFiではWiFi5に比べ高速のWiFi6(802.11ax)の普及が一段と進むが、ライセンス市場に大詰めの動きが見られる。WiFi6のSEPの分野ではHuaweiとQualcommが圧倒的な存在感を有するが、特に中国市場普及での成功を元に海外市場へのライセンス活動に乗り出した華為(Huawei)の活発なライセンス活動が目立つ。

Huaweiは日本でも2021年12月にBuffaloへのライセンスに成功し、さらに2022年7月13日にはSisvelのWiFi6パテントプールにFounding memberとして参加したあと、そのライセンス料率(US$0.50)を公開している(当ブログ2023年7月14日記事参照)。


WiFi6でのSEP訴訟でAmazonやドイツ最大のルーターメーカーAVMはすでにライセンスを巡り和解し、ほぼ大勢は決まったが、現在の残る米国最大のルーターメーカーNetGearとの訴訟(Huawei v. Netgear)が進行している。


最近の欧州での訴訟状況を8月21日付の業界ブログIPFrayが報じているので一部筆者情報も補足しながら紹介する。IPFray 2024年8月21日付


Huawei v. Netgear訴訟はUPC, 米国カリフォルニア中部地裁、ドイツミュンヘンI地裁、デュッセルドルフ地裁、中国で並行して走っている。

UPCミュンヘンDIV訴訟 事件番号459771/2023

  • August 29, 2024: UPC interim conference(オンライン)

  • October 30 & 31, 2024: UPC trial

米国カリフォルニア中部訴訟  Case 2:24-cv-00824

ドイツ地裁訴訟(ミュンヘンI、デュッセルドルフ)

中国(済南市中級人民法院)事件番号 (2022) Lu 01 Zhi Min Chu No. 407&408



その他WiFi6関連記事(WiFi6の市場重要性について)

業界誌Lexology 2023年10月23日 Purplevine IP





閲覧数:50回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Panasonic v. Xiaomi/ Oppo訴訟 大詰め近づくか

UPCにおけるSEPの注目事案でもあるPanasonic v. Xiaomi/Oppoについて整理する。 Panasonicが中国のXiaomi(小米)とOPPOをWCDMA・LTE通信方式のSEPの特許侵害を2023年7月・8月提訴してから丸一年が経過した。...

Σχόλια


bottom of page