新年のご挨拶とAvanci関連ニュース
- 二又 俊文
- 2022年1月3日
- 読了時間: 2分
新年明けましておめでとうございます。
SEP研究会のWEBページをご訪問いただきありがとうございます。この一年世界のSEP動向の動きが目まぐるしかったこともあり、望外に多くのWebサイト訪問をいただきました。
本年もかわらず世界各地で起こるSEPの注目動向を丁寧に追いかけてゆこうと思いますのでよろしくお願いいたします。
昨年のSEP関連の出来事はさまざまありましたが、そのなかでも注目されたのはやはりコネクテッドカー分野でAvanciをめぐる動きでした。業界有力誌IAMもその年末記事でAvanciをめぐる動きをわかりやすく整理しておりましたので引用させていただきます。
ダイムラーの参加で、ドイツのすべてのOEMがAvanciのプラットフォームに加入した。ダイムラーの加入はAVANCIの今後に大きな力となった。ダイムラーだけでなく、Volvo Group, Jaguar, Land Roverも加入した。これによりOEMの加入は26社になった。
Avanciプログラムに参加するSEP権利者(47社)のなかからOEMへの訴訟は増えている。たとえば米国Virginia東地裁でのAcer v. VW(4G SEPs)。 すでにsettleしたものでは Nokia(2021年6月)、Conversant(2021年4月)、Sharp(2020年秋)。
米国FORDに対する訴訟もSisvelから開始されており、IP BridgeやLonghorn(子会社のL2 Mobile Technologies)は続いており、FORDは米国OEMで最初の加入社となる可能性も出てきた。
AvanciのCEOであるKasim Alfalahi氏は”very, very optimistic about 2020” “I really believe that we will sign many more deals than in the past”と述べている。

Photo: Unsplash. Kelly Sikkena
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