「トヨタがAvanci 4G5G 車プールにライセンサー・ライセンシーで加入」報道 Toyota becomes Avanci Vehicle licensor & licensee News
- toshifutamata0
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日本のロボット・AI業界専門誌ロバスタ(iid社)が一年前2024年10月10日にhttps://robotstart.info/2024/10/10/avanci-toyota.html
トヨタがAvanciの4G5G Vehicleのライセンスプログラムにライセンサーとして、かつライセンシーとして加入したと報じた。
このニュースを知財業界誌IPFRAY(Florian Mueller氏)は昨日2025年10月10日付で取り上げ報道した。https://ipfray.com/toyota-becomes-avanci-4g-5g-licensor-previously-only-licensee-acquired-4g-5g-seps-from-oppo/
オリジナルニュースは一年前であるが、国際的影響力のある業界誌IPRRAYが報じたが、その内容が誤解を招きかねない内容を含むため改めて解説する。
トヨタがこのプールにライセンサーとライセンシーの2つの立場で加入したが、これは車業界のOEMとしては初めてのことであることは事実である。
ただIPFRAYが記事の「直接的影響」の箇所で、トヨタの加入について経済的側面からのみ解説を加え、わずかなロイヤリティ収入と一方で将来の他社へのライセンス活動の可能性
について述べている。
この理解は知財専門家としては表面的すぎると言える。なぜなら、この加入については戦略的側面を指摘すべきで、トヨタはライセンサーの立場でAvanciのプールに加入することで、Avanciで定期的に開催されるライセンサー会議への参加資格を獲得し、その場での議論を知り得る立場に入ったことを指摘すべきである。トヨタは加入によりライセンスプログラムの
議論に加われるほか、84社あるライセンサーの各社動向についても何らかの情報を得ることができるようになる。
さらにトヨタは将来にむけて、単なる(お金を払うだけの一介の)ライセンシーではなく、当該プールにおけるSEPを持った企業といういわば「肩書」(ブランド)を獲得することができる。これらは金銭的評価だけにとどまらない。 IPFRAYがこのような戦略的側面を指摘できていないのは有力専門誌としては片手落ちに見える。

Photo: Unsplash, Christina Telep
なお、このAvanci 4,5G Vehicleプログラムで、トヨタはサーとシーの二つの顔をもつようになったわけであるが、たとえば韓国のHYUNDAIとKIAもプログラムは異なるがAvanci Video のプログラムにおいてはサーとシーの二つの顔を持つようになっている。本ブログ2025年4月21日付。「AVanci Vvideoniエリクソン、現代、起亜がライセンサーとして参加」
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