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(欧) EU新SEP法制(4) 新ドラフトと主な意見から Amended Draft reg. and opinions

更新日:2023年4月27日

欧州委員会EU-DG-GROWからの新SEP法制化案については正式発表を前にドラフトがリークされ、そのradicalな内容からSEP関係者に驚きを与え、数多くのブログ発言や報道が溢れている。日本の関係者の間ではどう理解してゆくべきなのかという戸惑いの声も聞かれる。


リークされたドラフト2本については明日26日に欧州委員会から発表があるという観測であったが、ドラフトにさらに修正が加わっている様子で明日予定通り発表されるかどうかは不透明である。今回あらたにリークされた3本目の文書(47ページ)についてリンクを紹介する。まだ筆者は照合を終えていない。

Amended Draft SEP Reg. I still need to study it and analyze the extent to which amendments were made. via Prof. Dr. Tilman Müller-Stoy, Partner at BARDEHLE PAGENBERG


ただ一点、FRANDレート確定作業中の9ヶ月訴訟禁止条項については現在EUがWTOに中国のASI(禁訴令)を提起しているが、それとの矛盾の批判が多いため、同条項が今回のAmendmentから消えていた。

なお今回はこれまでの多くのブログ発言のうち、いくつか反対意見のなかから注目された二つだけ紹介する。

  • ETSI(標準化団体)の反対意見書

ETSI代表(Director-General)のLuis Jorge Romero Saro氏がSEP登録制度と必須判定のあり方について強い懸念をしめしている。

意見書本文はFOSSブログ(4月17日付)経由で入手できる  the European Telecommunications Standards Institute (ETSI) communicated its concerns to senior EC officials


Photo: Unsplash, Guillaume Perigois

  • Qualcomm幹部 Fabian Gonell氏の反対意見(LinkedINから2本) 

4月19日付 “The European Commission can achieve its goals without putting European participation in future standards at risk. Will it?” published a thoughtful LinkedIn article


4月20日付 ”How Does the European Commission Reconcile its Draft SEP Regulation with the Commission’s WTO Complaint Against China?”

ドラフトはWTOでEUが中国のASIを批判していながら、それと同じことをEUが行おうとしていると批判する。


 
 
 

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