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(中)中国知財5か年計画を発表 China IP 5-Year-Plan announced

Oct. 30, 2021ブログ。

【JETRO香港の松本部長速報を参照】

当ブログでも10月15日に既報の「知識産権強国建設綱要(15か年計画)」を受けて、10月29日知財の十四次五か年計画(2021年〜2015年)が中国国務院(中央政府)から発表された。

重要文書「知識産権強国建設綱要(15か年計画)」を詳細化し、25年までの知財強国への段階目標を完了し、知財分野のマネージメントレベル・能力を高め、知財の質を高め、2025年には世界をリードできる実力を持った知財強国の完成に至せるためのマイルストーンを各分野で定義している。標準化活動についても活動の質を高め、それらをSEPという知財権にも確実に落とし込み、中国の存在を高めようとする狙いがある。


発表文書:国務院「十四五」国家知的財産権保護と運用計画の通知(中文)


十項目のうち、九章と十章がSEPに関連するので抜粋する。

(九)完善知识产权转移转化体制机制(知財権の移転と展開の制度を整備)

要旨:国有の知財権の分配ルールを見直す。研究者に長期的所有使用する権利を付与するパイロットプロジェクトを行う。国有企業の知財権ルールも見直す。国有企業・機関における知財権の移転ルールの見直しを行う。産業横断的な知財活用を図るため、知財運用サービスプラットフォームを開発する。大学・研究機関を支援し、マーケット志向の知財運営機関志向へ転換させる。特許オープンライセンスシステムを確立する。特許技術の供給チャンネルを拡大し、広く特許技術が活用されるようにする。そのための効率的な特許取引へのガイドライン、許可システムを強化させる。また、その特許取引が順調に進んだかを図る統計的調査を行う。

知財ファイナンスを推進するため、知財価値評価システムを刷新し、知財融資がスムーズに行われるようにする。

知財権の共同利用を促進する。企業・大学・研究機関の間での知財協力を促進させるため、共同研究のあり方も見直す。特に戦略的産業分野でのイノベーションリーダーシップを強化する。パテントプールも支援する。技術・特許・標準の調和したモデルづくりをはかるため、SEPのガイドラインを検討・策定する。

軍と民との知財の双方向のトランスファーのための作業ルーティンを改善する。


(十)提升知识产权转移转化效益(知財権の移転と展開の効率化)

原文:「推动创新主体加强知识产权管理标准化体系建设,推动实施创新过程知识产权管理国际标准。」

要旨:中国企業・研究機関(創新主体)における知財マネージメント力を向上させる。そのため国内に新たに知財管理の標準化システム(知识产权管理标准化体系、(注))の確立し、特にイノベーションプロセスにおける知的財産管理の国際標準の実装を促進する。またこのシステム導入と併せて、「創新主体」企業をコアとした強力な知的財産企業のグループ化を行い国際競争力を強化する。これらの指標を活用して、企業・大学・研究機関のグレードとカテゴリーを導入する。財政投入された科学研究プロジェクトにおける知財権利化を促進させ、監督メカニズムを確立・改善する。R&Dと知財との統合を促進させる。(中略)地方間での知財運用メカニズムを強化。北京-天津-河北省、長江デルタ、広東-香港-マカオ大湾岸エリア、成都-重慶双城。深圳ベンチマーク都市、香港の知財取引センターを核とする知財戦略。


(注)中国がイノベーション創出(「創新活力」)について、ISOと連携して強力に進めてきたイノベーションを生み出すための標準規格(知財マネジメント標準)ISO56005を国家規格としてさまざまな分野で具体化することを示唆すると思われる。

 
 
 

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