2021年謹賀新年 Happy New Year!
- 二又 俊文
- 2021年1月5日
- 読了時間: 1分
長かった2020年も終わり、2021年が始まりました。
2020年はSEPについても実に多くの出来事が世界中(欧州、中国、米国など)で起き、目まぐるしい一年でした。今年はさらに激動の一年が予想されます。日本に目を転じると、内閣府が本年6月決定をめざす「知財計画2021」のなかで、今後の検討課題の一つとしてSEPも議論されています。添付PDF資料(資料4の3.参照)
「3. 標準必須特許を巡る紛争解決」のなかで、
1. 自社の強みである技術を知財で保護しつつ、標準の活用による自社に有利な市場拡大を図っていく戦略の重要性が高まる一方、IoT技術の浸透に伴い、通信技術にかかる標準必須特許の権利者と利用者の紛争リスクは高まっている。
2. こうした紛争解決のルール形成に向け、諸外国の行政当局や裁判所が取り組んでいる中、日本としても、標準必須特許を巡る紛争解決における予見可能性や透明性を高める方策について検討し、ルール形成に関与すべきではないか。
3. と述べられていた。
4. 内閣府知的財産戦略推進事務局_構想委員会本会合(2)資料より引用
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/kousou/2021/dai2/gijisidai.html
日本でも世界の潮流から取り残されないような、確実なSEP議論の前進を期待したいものです。
Photo:Wix
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