top of page
検索

2月25日ミュンヘン地裁はInterDigitalにAAAASI(4回目の訴訟差止命令)を認める AAAASI in InterDigital v. Xiaomi

更新日:2021年3月31日

ASI(Anti-Suit Injunction 訴訟差止命令)という戦いが増加している。ASIは互いに何度でも繰り返せるが今回相手国での判決を4度にわたり否定する事態が起きた。将棋で同じ手を3回繰り返すことを千日手(チェスではThreefold repetition)というが、結果は引き分けとなる。しかし、現実はそれほど簡単ではない。ASI, AASI, AAASI, AAAASI・・・は中国企業と外国企業との訴訟が多いが、その極端なケースが米InterDigital社と中国Xiaomi(小米)の間で泥沼化している。

2月25日ミュンヘン地裁はInterDigitalの主張を認め、Xiaomi(小米)が武漢中級人民法院で昨年12月4日に得た訴訟差止命令をドイツでは適用されないと判示した。InterDigital はドイツの他に、インドのデリー高裁でも昨年10月9日ASIを獲得している。Xiaomi(小米)はドイツやインドの判決を無視し、InterDigitalは中国の判決を無視する状況となっている。両社は今後もしばらくこの泥沼の戦いを続けるであろうが、どう着地点を見出すのか興味深い。今回のAAAASIの様子を専門誌JUVE誌も報じている。


(補足)中国のような巨額の不履行の罰金(一日100万元)制度をドイツが持たないことや、両国政府の司法への関与の仕方に大きな差があることを勘案すると、ミュンヘン地裁は武漢中級人民法院と比べかなり不利な位置にあることは否めないだろう。

 
 
 

最新記事

すべて表示
【対話】日本発SEP調停制度を巡るグローバル論争 Debate with IPFRAY: Japan's SEP Mediation

〜「形式的な自発性」か、それとも「FRANDの誠実義務」か〜 今回の東京地裁による「SEP調停(SEPJM)ガイドライン」の公表を受け、昨夜米国の著名知財メディア IPFRAY Florian Mueller氏  との間で、昨夜非常に本質的な公開討論がLinkedIN誌上で行われました。その論点を実務的な視点から整理します。 公開討論のリンク(英文): 発端: https://www.linked

 
 
 

コメント


© SEP Research Group in Japan created with Wix.com

bottom of page