7月20日開催されたSEP研究会(隔月会)において、最新の中国におけるSEP訴訟の状況について二人の中国専門家からプレゼンテーション頂き、大変好評価を頂いた。資料公開の快諾を得たので公開させていただく。趙弁護士は華為、OPPOなどの代理をされている気鋭の弁護士で、SEP訴訟の現場からの貴重な報告となっている。一方、普氏は中国でも著名な訴訟データベース会社の「知産宝」のCEOで、データからみたこの10年の中国のSEP訴訟(86件)を分析頂いている。PDFを本記事につける。
趙燁 (Zhao Ye)
弁護士 競天公誠律師事務所 Jingtian & Gongcheng
北京大学で法学修士号、2018年からJingtian&Gongchengパートナー。趙燁弁護士は、主に知的財産および独占禁止法訴訟について、中国を代表する知的財産弁護士の1人として広く認められています。趙氏は、さまざまな複雑な知的財産権侵害事件、独占禁止法事件、およびさまざまな不公正な競争事件において、世界をリードする多くの企業を代表して成功を収めてきました。代表担当案件 ①Qihoo 360 v Tencent: Qihooを代理、中国のインターネット市場における最初の独占禁止法および不公正な競争事件、②SinaWeibo v Maimai: SinaWeibo代理(2016年に重要なIPケースのトップ10にランク)、③Huawei v InterDigital: Huaweiを代理し損害賠償金獲得、④ Huawei v Samsung: Huawei代理、差止命令獲得。
北京アイピーハウス(知産宝)ネットワーク科技発展有限公司
普翔(Pu Xiang) CEO
2013年まで北京朝陽区人民法院の知財審判廷副院長を歴任後、2014年から北京アイピーハウス(知産宝)ネットワーク科技発展有限公司を設立、現在は当該会社のCEOとして、知財司法研究及び権利保護のサポートなど知財法務サービス全般を携わる。その外にも最高裁の知財判例指導基地の執行副主任、北京知財司法研究会の副秘書長、東南大学蘇州研究員兼任教授、首都経済貿易大学法学院指導教授、清華大学法学院科技文化競争法センター研究員、北京市科技法学会常務理事、北京市海淀区政府知財シンクタンクなどを兼任。 https://www.facebook.com/iphouse.cn