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中国BYD Avanci 4Gに加入 BYD signs Avanci 4G Vehicle Program

Sep.28 2025


2024年世界の自動車生産数は9250万台であったが、うち3128万台を中国が占め、世界一の生産国となっている(国際自動車工業連合会OICA統計*)。中国には十数社の大規模な自動車OEMが存在し、海外市場での勢いも増している。特に電気自動車(BEV)などの新エネルギー車(NEV)分野では中国企業、特にBYDなどが世界的な生産・販売を大きく伸ばしている。


さらにコネクテットカーの普及で4G, 5G規格採用は加速されており、たとえば

  •  BYD (比亜迪)

  •  広汽 (GAC)

  •  上海汽車 (SAIC)

  •  理想 (Li Auto)

  •  小米 (Xiaomi)

  •  NIO (蔚来)

  •  吉利 (Geely) (Zeekr, Lynk & Coなど)

などはすでに5G規格まで対応しているといわれる。


一方Avanciの4Gライセンシーは現在100ブランドを超え、5Gライセンシーも60社を超えるが、中国企業のライセンシーは皆無であった。その中、トップ企業のBYD (比亜迪)が本年8月にAvanciとAvanci Vehicle4Gライセンス契約を締結していたことが判明し、このニュースに注目が集まっている。今後にどう影響するのか議論を呼んでいる。


なお、今回のライセンスにいたるまで、BYDはAvanci Vehicleプログラムのライセンサーの3社からUPC, ドイツ、ブラジルなどで侵害訴訟を提起されていた。

  • 提訴者 Sol IP(UPC The Hague, Munich Landesgericht I, Mannheim Landesgericht, Brazil

  • 提訴者 IP Bridge(Munich Landesgericht)

  • 提訴者 非公開(ドイツ)




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Photo: Unsplash, Tiago Ferreira


BYDは年間430万台の生産販売を有するが(OICA統計)、海外進出も活発で、同社の利益の1/3は海外市場により達成されていると報じられており、BYDにとり海外市場向けは極めて重要である。


BYDは今回のAvanciプログラムへの加入を機に、Avanciのライセンサー(韓国ETRI4件、OPTISなど)に向けておこなっていた中国における特許無効訴訟をとりさげている。


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