(欧) Wi-Fi6 Patent pool の進捗
- 二又 俊文
- 2023年2月11日
- 読了時間: 2分
通信まわりの規格のなかで現在注目されている規格は5GとWiFi 6である。
コアの規格であるため現在パテントプール推進の動きが行われているが、Wi-Fi6のパテントプール形成について昨年7月19日プール発足を宣言していたSisvelのその後の進捗発表(2月9日付)が注目されている。https://www.sisvel.com/news-events/news-events/news/mitsubishi-electric-joins-sisvel-s-wi-fi-6-patent-pool-as-a-patent-owner
Wi-Fi6はIEEE 802.11axともいい、WiFi規格の第6世代にあたり高速通信や複数端末でも快適に使用できるとして大いに注目されており、特に5Gとの親和性が高く、それぞれが補完関係にあることから注目される規格である。今後その採用が加速するとみられている。
Wi-Fi6についてはNTTドコモの技術解説が詳しいhttps://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/bocn/knowledge/archive_106.html
将来にむけ注目される規格であるため、パテントプールへの期待も大きく、パテントプール管理会社のSisvelも名乗りをあげ、現在順調なプール形成の動きを行っている。Sisvelの発表によれば802.11ax (“Wi-Fi 6”) 規格に該当するSEPは500件以上あり、現在このプールに参加する権利者はHuawei, Mediatek, Panasonic, Philips, SK Telecom , Wilusがあり、2月9日のプレス発表では新たに三菱電機も加わったと発表されている。
SivelのWEBページにはこのプールの概要が詳しく述べられているが、ロイヤリティレートがEnterprise Access Pointsで$3.00(Compliant Rate)、製品ベースであれば一台$0.50(Compliant Rate)などと公表されている。
参考資料:
Florian Mueller Feb 9, 2023
Wi-Fi6 規格について(Wi Fi Allianceホームページより引用)

Wi-Fi6プールに関するセミナー(SisvelがYouTube上で発表)Sep 30, 2022
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