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(日) 日本でのSEP訴訟 その2(Sharp v. Oppo@東京地裁) SEP litigation record in Japan #2

日本でのSEP訴訟記録その2では東京地裁におけるSharp v. Oppoがあるので事実関係のみ紹介する。

Sharpは中国企業OPPOを東京地裁とドイツミュンヘン地裁、マンハイム地裁で2020年3月6日提訴した。東京地裁ではLTE特許の特許権侵害で提訴している。Sharpはこの提訴に先立ちWLAN特許でOPPOを東京地裁で訴えていたが、それも含め時系列のみを整理する。両者の戦いは2年に及ぶが最後は和解で終結している。裁判記録にはアクセスできていない。


  • シャープとOPPOの訴訟(2年間)

    • 2020年1月30日シャープが東京地裁でWLAN(WiFi特許1件)侵害で提訴→後日東京地裁は侵害を認めず

    • 2020年2月末 OPPOが深圳で反訴。東京地裁でも反訴(急速充電機能)

    • 2020年3月6日 シャープが東京地裁でLTE特許侵害(LTE特許2件)で提訴→後日シャープが取り下げ

    • 2020年3月6日 シャープがドイツミュンヘンとマンハイムでOPPOを特許侵害(5件)で提訴→後日3件は特許無効、残り2件はシャープが取り下げ

    • 2020年10月16日 深圳(せん)中級人民法院がOPPO勝訴の判決

    • 2020年12月 シャープの特許17件中14件が無効審判(深圳中院)

    • 2021年8月19日 中国最高人民法院、シャープの管轄権異議申立てを棄却。原審裁定(2020広東人民初689号民事裁定)を維持。これによりOPPOの勝訴が確定。内容として2020年10月16日深圳中院の判決が維持された(中国知産財経誌2021-09-02より)。

      1. SharpがSEP権利者としてのFRAND義務を怠ったこと

      2. Sharpの3G,4G,WLANのグローバルライセンスレートを広州知的財産裁判所が決定すること

      3. SharpにOPPOの損失に対する賠償金300万元(約6000万円)を支払わせること

    • 2021年10月8日 シャープとOPPOがクロスライセンス締結

    • この訴訟ではOPPOの強靭な対抗力が目立ち、中国側メディアではOPPOにとり「スターリングラードの戦いを制した」と言われている(中国知産宝 IP House)。

クロスライセンス締結後のプレスリリースは10月8日付けで両社から出された。

「シャープとOPPO間のクロスライセンス契約締結による グローバルな特許紛争の終結

 シャープ株式会社(以下、「シャープ」)とGuangdong OPPO Mobile Telecommunications Corp., Ltd(以下、「OPPO」)は、この度、両社の通信技術の特許を含み、それぞれの端末製品の販売をカバーする、グローバルな特許クロスライセンス契約の締結に至りました。当該クロスライセンス契約により、両社間の世界各地での訴訟も取り下げます。

 両社間の特許関連訴訟紛争は、2020年より世界各地で展開されてまいりましたが、今回、クロスライセンス契約に署名し、各地での訴訟取り下げに合意することで、両社の特許ポートフォリオの価値を認めることに繋がります。

 シャープ 常務執行役員 研究開発事業本部長の種谷元隆は、「OPPOと今回の契約締結に至ったことは、両社の知的財産権の価値を尊重した結果であります。シャープは多数のリーディングカンパニーに通信規格必須特許のライセンス供与を行っており、今回の契約は、シャープの特許ポートフォリオの価値を改めて証明するものとして、歓迎しています。」と述べました。

 また、OPPOの知的財産部シニア・ディレクターであるAdler Feng氏は、「OPPOは、イノベーションの価値を深く信じ、知的財産を非常に尊重しています。両社が世界各地で展開していた特許紛争を友好的に解決した結果に満足しています。今回のクロスライセンス契約は、OPPOの知的財産の強さを改めて示すものです。」と述べました。(以下略)」


一方、その後OPPOが単独で出した2021年10月29日付プレスリリースは

OPPOの特許技術における取組 OPPOは2020年に3,580件の発明特許が認められており、中国企業の中で2位となりました。2017年に中国特許付与数のトップ10に入って以来、2018年から3年連続で中国企業のトップ3にランクインしています。 2021年9月30日時点で、OPPOのグローバル特許出願件数は73,000件を超え、付与されたグローバル特許件数は33,000件を超えています。 中でも発明特許出願は66,000件を超え、発明特許出願が全体の出願数において90%を占めています。 世界知的所有権機関(WIPO)によると、OPPOは2020年の国際特許条約(PCT)出願件数において、世界のトップ10にランクインしています。さらに、 ドイツの代表的な研究機関であるIPlyticsによると、2021年の5Gに関する標準的な必須特許の請求件数でもOPPOは世界のトップ10に入っています。さらに、2021年9月、OPPOはNTTドコモと特許ライセンス契約を締結しました。これからもOPPOは健全で持続可能なIPエコシステムを推し進めていきたいとと考えています。」


 
 
 

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