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(欧)EU議会が欧州委員会に質問状:コネクテッドカー知財で欧州メーカーが不利な競争 Connected cars and level playing field for EU cars

SEPの4Gライセンスを締結した欧州カーメーカーとSEPライセンスを未取得の欧州以外のカーメーカーとの間には不公平が生じているとして、先月2月28日に欧州議会からAlfred Sant議員からの公開質問状は欧州委員会に出されていた。 https://www.europarl.europa.eu/doceo/document/E-9-2022-000559_EN.html

これによれば4G/5G標準のSEPライセンスを契約した欧州カーメーカーが、契約を結ばない他国カーメーカーとの市場競争上極めて不利な状況に置かれているとして、公正な競争条件(Level Playing Field)の回復を求める書簡を出している。Sant議員の質問は3点。

  1. 欧州委員会は、SEPの権利の効果的な保護と執行の問題について、EU以外の政府(日本、韓国、米国など)との話し合いでどのような進展を遂げたか?

  2. 欧州委員会はEU外の政府に、Non-EU自動車メーカーがSEPライセンス義務を履行しなかった場合、必要なSEPライセンスを受けたEU自動車メーカーとの公平競争条件(Level Playing Field)の歪みを構成することを通知しましたか。 (EU外の政府から)どのようなコミットメントを受け取ったか?

  3. 必要なSEPライセンスを支払うEU自動車メーカーと、同じSEPをライセンスなしで使用する競合他社とは競争の歪みが生じているが、競争力のある競争の場を確保するためにどのような具体的な対策が講じられているか。


その後事態の進展が見られないことに関して、FOSSブログも3月14日に次のような解説記事を掲載している。http://www.fosspatents.com/2022/03/acer-ip-bridge-patent-infringement.html

「Sant議員の公式の質問は、日本のような国の政府に、それらの管轄区域で日本の自動車メーカーをSEPの施行から保護する場合、EUはおそらくそれを軽視しないだろうという合図となっている。ある程度、彼らはすべてドイツでの侵害訴訟の影響を受けやすいです。米国ではContinental v. Avanciらの今月の第5巡回控訴審の決定が出たようにモバイルSEPのライセンスを取得するようOEMに圧力が強まっている。(中略)

世界が急速に5Gに移行しているため、自動車業界が3G /4GSEPライセンスの問題を解決する時期が来ている。」


カーメーカー同士での不公平な競争条件が問題となる日が近いとも思われる。

 
 
 

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