欧州委員会(European Commission_EUDG)が昨年4月提案した新SEP法制案(EU-SEP Regulation)については活発な議論が続いているが、担当する欧州議会のJURI(Committee on Legal Affairs)(注1)の審議も大詰めを迎え、本日1月24日(現地時間)に委員会採決が行われる。この採決を経て本会議への審議へと移り、最短で2月なかば本会議採決(plenary vote)となると見られる。
採決にかかる正式法案Formal proposalは
COM(2023)232 - Proposal for a regulation of the European Parliament and of the Council on standard essential patents and amending Regulation (EU) 2017/1001
JETROデュッセルドルフの情報によれば、昨年2023年10月2日に修正提案が出たあと、それに対して788個の修正提案があったと見られているが、それらの詳細は明らかでない。
また、IAM誌(注2)の情報によれば同提案には13加盟国からの250通以上の質問状があるが、それらにより変更された点はない模様と
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も報じている。新ドラフトに強く反対しているのはスウエーデン、フィンランド、オランダ。支持を明確にしているのはオーストリ、アイルランド。ドイツは両方の立場がある模様と報じている。
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