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米国競争当局FTC 、クアルコム事件の上告を断念 FTC's announcement of no petition Supreme Court for Qualcomm case.

米国競争当局FTCは3月29日プレスリリースを発表し、

FTC v. Qualcommの反トラスト法事件の最高裁への上告を断念したことを発表した。同事件は2017年からクアルコムの商慣行(No license, no chipなど)が米国シャーマン法、FTC法に違反する行為にあたるとしてFTCが原告となり争われていたが、第一審の北部カリフォルニア地裁でKoh判事の2019年5月21日判決でFTC側が勝訴したが、その後第9巡回区控訴審で争われ、控訴審の2020年8月11日判決ではクアルコム側が逆転勝訴した事件である。

最高裁においては保守派が多数を占める現在の構成では、よりfree tradeが重視され、FTC側には不利な状況と見られていることから上告はできないのではないかと観測されていたが、やはりその通りの決定となった。上告期限の迫る3月末にFTCはプレス発表を行った。

Photo: Ian Hutchison on Unsplash

 
 
 

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