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速報 ノキアとダイムラー和解 Daimler settles connected car dispute with Nokia

更新日:2021年6月4日

6月1日、コネクテッドカーの係争の中心にあったノキア vs. ダイムラー訴訟が和解となった。両者の訴訟はドイツを中心に各地で行われていたが、ダイムラーがノキアにロイヤリティを支払うライセンス契約が締結され、訴訟合戦が終結した。ノキアの年間ライセンス収入は14億ユーロ(1900億円)であるが、これに今回の新合意分が加わる。すでにBMW、フォルクスワーゲン、ボルボなどはノキアにロイヤリティを支払っている。ライセンス条件の詳細は発表されていない。


筆者の分析:

1)今回の和解で昨年11月のデュッセルドルフ地裁からEUCJに付託された事案は係争取り下げにより、付託取り下げとなると見られる。

2)ダイムラーが自らノキアと契約したことで、ダイムラーが従前から強く主張してきたLTA(Lisence to All、Tier1, Tier2が契約すべき)の論点は消滅した。

3)コネクテッド・カーのAvanciパテントプールにはノキアも権利者として入っており、ドイツ車を中心にすでに15社OEMがライセンス契約を締結している。しかし、今回のダイムラーの契約はノキアのみとの契約であり、Avanciの他の権利者(クアルコム、エリクソン、InterDigitalなど)について、ダイムラーはさらに個別交渉するのか、あるいはAvanciと契約交渉をするのかは不明である。

4)その他コネクテッド・カー関連訴訟では米国のコンチネンタル事案が残る。

Tier1(TCU供給)のコンチネンタルが2021年1月26日デラウエアの第5巡回区控訴審にFRAND違反として控訴している。本事案は2019年に北カリフォルニアで提訴され、2020年に北テキサス地裁に移送され、そこで訴えが却下された事案の控訴審である。


各主要紙の報道リンク(2021年6月1日付、日経は2日朝刊)



Daimlerのプレスリリース(短い)




Photo: Unsplash Sera Kurtess

 
 
 

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