top of page
検索

(米独)大詰めのEricsson v. Apple

更新日:2022年12月6日

エリクソンとアップルのライセンス契約を巡る世界各地での訴訟が大詰めを迎えようとしている。本事案については既に10月16日に本ブログ https://ipr-study.wixsite.com/sep-research-japan/post/(米-ericsson-v-apple訴訟-updateで既報であるが、主要な戦いの舞台である米国とドイツに動きがあったのでUPDATEする。アップルにとっては米国ITCでの動きを始め状況は厳しいと見られる。


1)米国(テキサス東地裁、ITC)

アップルはテキサス東地裁(Chief Judge Rodney Gilstrap)で12月5日にFRAND trialを迎える. アップルはエリクソンの提示した一台5ドルのロイヤリティを拒否し、SSPPU(部品ベース)でのロイヤリティを主張している。両者はグローバルロイヤリティレートを裁判所が設定することには同意しているが、アップルはそれを受け入れる約束することを拒絶していた。


ITCではエリクソンはアップル製品の輸入差止を求めて3件の訴えを提起している。そのうち2件でエリクソンに有利な動きがあった。FOSSブログ11月8日 http://www.fosspatents.com/2022/11/itc-judge-orders-apple-in-dispute-with.html

3件のうち1件(Inv. No.TA337-TA-1299)でアップルのために出されたPublic Interest Statementsにおいて、それを提出したACT(The App Association)とFSA(Fair Standards Alliance)の両機関がアップルの資金援助により動いているのではないかとして、資金の流れを提出するようにITCが命じた。また、別の1件(Non-SEP)で9月26日エリクソンはクレーム解釈で有利な判斷が出されている(Inv.No.TA-337-1300)。https://www.documentcloud.org/documents/22927237-22-09-26-itc-1300-cc-order 

一方アップルからの対抗訴訟のInv. No.TA-1302(mmWave特許)(注)のクレーム解釈では11月7日判斷が下され、11月15日までに双方に宿題を出した”mixed results”となっている。


※アップルの対抗訴訟(1月19日ITC):mmWave特許(No. 9,667,290 and 10,263,340)でエリクソンのBS(Base Station)が特許侵害しているとITCに訴えている(337-TA-1302)。http://www.fosspatents.com/2022/02/itc-institutes-investigation-of-apples.html


2)ドイツ(ミュンヘン、マンハイム、デュッセルドルフ地裁)

ドイツではミュンヘン、マンハイム、デュッセルドルフ地裁で争われている。ミュンヘンでは9月14日に 1st. hearingが行われた(21 O 517/22 over EP2220848)。EP2220848はWhatsAppに関するNon-SEP特許で、エリクソンはソフト混入汚染で自社の関与を否定するがアップルのDPLA(Developer Program License Agreement)から見て反証は難しい状況。FOSSブログ9月14日http://www.fosspatents.com/2022/09/ericsson-calls-apples-app-store.html

ミュンヘンでのヒアリングは12月21日の予定。マンハイムでは10月18日にtrialが行われる他、来年1月17日にはcase no. 2 O 27/22over EP1952560のtrialが予定されている。一方、デュッセルドルフではcase ID: 4b O 4/22 and 4b O 5/22の審理が進む。


※アップルの対抗訴訟(1月24日マンハイム地裁)Case No.2 O 9/22 over EP2945332


Photo:Unsplash, Laurenz Heymann




 
 
 

最新記事

すべて表示
(ワークショップ)SEP Global Workshop報告・資料(Part 2)

Part 1に引き続き、SEP Global Workshopで発表いただいた国内外のスピーカーのプレゼン資料を掲載させていただく。 We are publishing the presentations by Japanese and international speakers from the SEP Global event held in Tokyo on March 18, along

 
 
 

コメント


© SEP Research Group in Japan created with Wix.com

bottom of page