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UPC直属のPMACがリュブリャナで正式発足 ―― 欧州発SEP/FRAND紛争解決の「最後の一片」 The UPC's Patent Mediation and Arbitration Centre (PMAC) Officially Inaugurated in Ljubljana
June 4, 2026 by Toshi Futamata 2026年6月2日、スロベニアの首都リュブリャナにおいて、統一特許裁判所(UPC)の直下に設けられた特許調停・仲裁センター(Patent Mediation and Arbitration Centre, PMAC)の発足記念式典が執り行われた。式典は、リュブリャナ大学法学部が主催校を務める「Unified IP Summit 2026」の一環として開催され、その中核に第1回 PMAC紛争解決フォーラム(1st PMAC Dispute Resolution Forum)と模擬手続(mock proceedings)のセッションが組み込まれていた。会期は6月1日・2日の両日にわたる。 筆者は、この発足をもって、欧州のSEP/FRAND紛争解決をめぐる長年のパズルに、ようやく最後の一片が嵌(は)め込まれたものと理解している。以下、式典の概要を記録するとともに、本制度に注目する理由を整理しておきたい。 1. 欧州の総力を結集した開会式 式典は、PMAC所長のアレシュ・ザラール(Aleš
Toshi Futamata
6月4日読了時間: 5分